リウマチでの薬物療法
リウマチ治療では、治療の主役として薬物療法が行われます。そして、この治療で処方される薬については、当然ながら、リウマチの治療や進行を遅らせるために投与する以外にも、リウマチの症状によって引き起こされる激しい痛みを和らげるために使用されます。
また、リウマチの薬物療法で使用される薬については、いくつかの種類に分ける事が出来ます。この種類を大雑把に分類しますと、大きく4種類に分類する事ができますので、リウマチの症状や進行状況によって使い分けていきます。
リウマチの治療薬と作用について
リウマチの治療薬については、リウマチ初期のような比較的症状の軽い場合には、それに見合った弱い薬を処方します。ただ、リウマチが進行して悪化している場合や痛みが激しい場合などには、リウマチの症状の緩和やリウマチの活動を抑えるために、作用の強い薬を処方します。この強い薬には、治療作用の他に副作用を伴ってしまう場合がありますので、医師の説明を十分に聞いておきましょう。
● 非ステロイド性抗炎症薬
リウマチの初期で使用されるのが、 「非ステロイド性抗炎症薬」 と呼ばれる種類で、 「アスピリン」 「イブブロフェン」 「ジクロフェナク」 などがあります。また、薬の作用としては、炎症を抑えて痛みや腫れを和らげる効果がありますが、症状の進行を抑える効果は薄いようです。また、胃潰瘍や血圧上昇、腎臓への悪影響などの副作用があります。
● 遅効性抗リウマチ薬
「遅効性抗リウマチ薬」 には、「全製剤」 「ペニシラミン」 「ヒドロキシクロロキン」 などの種類があります。また、この薬の作用としては、症状の進行を遅らせて、痛みや腫れを軽減するなどの効果があります。ただし、その薬名の通り、使用してから効果が現れるまでに時間がかかり、投与をはじめてから数ヶ月程度かかってしまうという難点を抱えています。
● ステロイド
「ステロイド」 については、リウマチの症状が進行している場合に使用されます。また、この薬の効果は非常に高いために、痛みや症状などを短期間で和らげることが可能です。ただし、この薬は副作用も非常に大きく、骨粗しょう症、筋力低下、白内障・緑内障といった様々な副作用を起こす恐れがあります。そのため、ステロイドが使用される際には、その副作用を抑える薬も同時に処方されることが多くなっています。
また、リウマチ治療は長期戦に及ぶことが多くなりますが、ステロイドについては、長期的に服用すると効果が薄れるという特徴があります。その上、ステロイドの投薬を急に中止してしまうと身体に深刻な影響をもたらすため、少しずつ量を減らしていく必要があります。このように取り扱いが非常に難しくなっていますので、しっかりと医師の指示を守りましょう。
● 免疫抑制薬
ステロイド以上に高い効果を期待できるのが、この 「免疫抑制薬」 という薬で、 「レトトレキサート」 や 「レフルノミド」 といった種類があります。また、この種類の薬では、症状の進行を遅らせる劇的な効果を持っていますが、その分、副作用も強くなっており、肝臓疾患や肺の炎症といった深刻な副作用をもたらすことがあります。
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