病院でのリウマチ検査について
難病と言われるリウマチでも、早期に発見して治療を始めることが出来れば、リウマチの進行をかなり遅らせることも出来ますし、痛みなどの症状も緩和できる可能性が高くなってきます。そのためにも 「ちょっと具合が悪いかな・・。」 という初期の段階で受診して、早期に発見することがとても大切になってきます。
ただ、リウマチについては決定的な診断の決め手が無いために、リウマチの症状が初期の段階では、1回の検査だけでは判断できずに、複数回の検査を行う場合があります。ここでは、病院で行われるリウマチ検査の項目などについて解説したいと思います。
RAテスト
このRAテストと言うのは、血液中にリウマチ因子が存在しているかを調べる検査です。そして、このリウマチ因子というのは、通常の健康な方には存在しないもので、検査結果が陽性の場合ですとリウマチの可能性が高くなってきます。ただ、この検査だけでリウマチと診断することは出来ませんので、他の検査結果とも見比べて判断します。
CRP検査
このCRPと言うのは、体内で炎症が起こっていたり、組織が損傷していたりする場合に増加する蛋白質の一種です。この検査では、この蛋白質の量を調べることによって、体内で炎症が発生していないかを検査します。
GPT(ALT) と GOT(AST) の検査
GPTやGOTと言うのは、肝臓障害や溶血などが発生している場合に検査の数値が高くなってきます。また、この検査はリウマチ検査とは直接の関係はありませんが、他の病気との合併や薬の副作用が出ていないかを調べるために行います。
血清クレアチニン
このクレアチニンとは、蛋白の老廃物のことを言います。また、この数値が高い場合には、腎機能の低下や排泄障害が起こっている可能性が高くなってきます。また、この検査についてもリウマチ検査と直接の関係は無く、他の病気との合併や薬の副作用が出ていないかを調べるために行います。
赤沈
この赤沈と言うのは、赤血球の沈降速度を調べる検査です。体内で炎症が発生していると、この赤血球の沈降速度が早くなりますので、その特性を利用して調べるという検査方法です。ただ、リウマチ以外の炎症でも沈降速度は早くなりますので、他の検査結果とも見比べて診断する必要があります。
リウマチの診断基準
リウマチの診断基準については、米国リウマチ学会などによって提唱されている診断基準が参考にされているのですが、多少厳密に作成されているために、早期のリウマチでは診断が厳しい場合があるようです。そのため、日本リウマチ学会では、早期関節リウマチの診断基準について下記のように提唱しています。
1、 3つ以上の関節で、指で押さえたり動かしたりすると痛みを感じる
2、 2つ以上の関節に炎症による腫れがみられる
3、 朝のこわばりがみられる
4、 皮下結節(リウマトイド結節)がひじやひざなどにみられる
5、 血液検査で赤沈に異常がみられる、またはCRPが陽性である
6、 血液検査でリウマトイド因子が陽性である
上記の6項目の中で、3つ以上当てはまるような場合には早期関節リウマチとなりますので、慎重に経過を観察しながら、場合によっては治療を開始します。
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