リウマチの炎症について
リウマチと言う病気は、関節 (滑膜) で炎症が起こったり、関節部分の骨が変形したり破壊されることによって、激しい痛みを引き起こす病気として知られています。
いずれにしても、まずは、関節部分での炎症がリウマチの初期症状となることが多いです。それでは、なぜ、関節で炎症が起こるのでしょうか?
炎症の発生について
まず初めに、どのようにして関節部分で炎症が起こるかなのですが、この原因としては、私たちの体をウイルスや病原菌などの外敵から守って、健康を維持してくれる免疫の働きが関係してきます。この体を守る免疫のメカニズムが、何らかの原因によって異常を起こしてしまい、間違って自分の体 (関節や滑膜など) を攻撃してしまうことによって、リウマチの炎症が起こると言われています。
1、 リウマチによる炎症の場合では、外敵を排除する役割を持つ 好中球 や T細胞 と言った免疫細胞が、関節部分の滑膜に入り込んできます。そうしますと、その免疫細胞が入り込んだ部分では、リウマチ因子 と言うものが発生し始めます。
2、 このリウマチ因子が増加してきて関節液などに流れ出してくると、体を守る役割を持つ免疫機能は、このリウマチ因子を異物だと思い込んで、さらに多くの免疫細胞を送り込みます。こうなってきますと、この過程で発生する物質や酵素などの影響によって、関節部分で炎症が起こり始めます。
3、 この炎症を起こした関節に集まっている免疫細胞が、さらに本格的に攻撃を始めてしまうと、その影響も甚大なものとなってきます。これによって、関節や滑膜の炎症の慢性化や悪化だけにとどまらずに、関節の破壊にまで進行してしまうこともあります。
リウマチの症状について
リウマチの症状については、関節の炎症や破壊に伴う痛みなどが広く知られていますが、その他にも、倦怠感や食欲不振、発熱などの症状が見られます。また、関節部分の症状としては、関節内にある滑膜で炎症が起こっている場合が多いために、関節液などが増えてきて、水がたまっているような感じがすることもあります。
また、これはリウマチ独特の症状とも言えるのですが、炎症などによる痛みが左右対称に現れることが多いです。例えば、右ひじで関節炎が起こっている場合には、左ひじでも同じように炎症が発生していて、両肘ともに痛みが発生しているといった具合です。
いずれにしても、関節の炎症や痛みを放置してしまいますと、悪化することはあっても改善されることは殆どありません。また、炎症が悪化するだけにとどまらず、最悪の場合では、関節機能の破壊にまでつながってしまう恐れがありますので、このような症状が出た場合には、病院でしっかりと検査・治療されることをお勧めいたします。
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