関節のトラブル
私たちが自由に動くためには、関節と言う機能が必要不可欠な存在となってきます。この関節があるおかげで、腕を回したり、物を握ったり、歩いたり走ったりすることが出来るのです。そして、このような自由な行動を行えるようにするために、関節の仕組みは複雑になっている上に、全身に存在する関節の箇所も非常に多くなっています。
そのせいと言う訳ではないのですが、関節は複雑な仕組みの上に、重いものを持ち上げたり走ったりなどの負担もかかってきますので、どうしてもトラブルの発生率が多くなってしまいます。たとえば、関節炎や関節痛などの病気が有名です。このような関節のトラブルは、人が生きていく上で、切っても切れない繋がりとも言えます。
関節炎の原因について
● 疲労や消耗による関節炎
このタイプの関節炎は意外と多く発症しており、とくに体を酷使されている方や高齢の方に起こりやすいです。まず、関節の内部には軟骨や滑膜という部分があり、それが円滑に機能するように潤滑油の役割を果たしているのが関節液です。関節の機能を大雑把に分けますと、この軟骨・滑膜・関節液の3つの働きによって支えられています。
この関節部分に、重いものを持ち続けたり、スポーツなどで大きな負担がかかってきますと、やわらかい軟骨部分が損傷してしまうことがあります。また、高齢になってきますと、軟骨部分の回復が追いつかずに磨耗してしまうこともあるようです。
また、この軟骨の損傷が悪化してきたり、回復が追いつかないと言うような状況になってきますと、関節内部で炎症が発生してしまい、関節炎へと進んでしまいます。このような軟骨が原因による関節炎を 骨関節炎 と言い、よく発症する関節炎として知られています。
● 細菌やウイルスによる関節炎
関節炎というと、どうしても、重いものや運動などによる負担で炎症が起こっていると思いがちなのですが、炎症の発生原因には他の事も考えられます。他の関節炎の原因としては、細菌やウイルスの感染によって炎症が引き起こされている場合です。
例えば、淋病、ぶどう球菌、ライム病などを発病していて、その病原菌が関節内部に侵入してきますと、進入してきた病原菌によって関節内部が攻撃されてしまいます。その攻撃された部分が炎症反応を起こして、痛みを引き起こす関節炎へと発展してしまいます。
このような病原菌による関節炎の場合では、当然ながら、原因となっている病原菌の治療が最優先となってきます。湿布薬などで関節の痛みをごまかしても、病原菌がいなくならない限り炎症は治まりません。そのため、関節の痛みが長く続くような場合には、あまり無理をせずに早めに病院で診察を受けて、炎症の原因を特定しましょう。
